プロローグ
くま所長は職場の先輩に情報を聞き出し、大手ではない結婚相談所に入会をした。初めての紹介で出会ったEさんと交際を始めるものの約1か月半で振られたのであった。
めげずに次の出会いを探していたくま所長は複数の女性にマッチング依頼を出していた。
そんなある日、担当から連絡が入り、マッチングしたことを伝えられた。
初回のお付き合いの反省が終わらぬまま、くま所長は2度目のお見合いに向かった。
果たして結果は如何に。
出会いの場所
大手ではない結婚相談所
相手のプロフィール
ITエンジニア
30歳
すらっとしていてたおやかな容姿
自分の考えをはっきりと言う自然体の性格
お付き合い内容
初対面
待ち合わせ場所でYさんと対面し、挨拶をした。待ち合わせまでの移動についてや天気の話をしながらカフェへ移動した。
お昼過ぎの時間だったのでカフェは混雑しており、すでに待っている人がいた。近くの別のチェーン店のカフェもチェックしていたのでそちらに移動する。
なんとか並ばずに入店することができた。
後会計だったので席に着き一緒に飲み物を選んだ。目新しいメニューがなかったため、私はアイスティーを、Yさんはアイスカフェラテを頼んだ。
2回目のお見合いなので少しは落ち着いて話をすることができた。プロフィールからあらかじめ3つ質問を準備して、折を見て聞いていった。
趣味の話と仕事の話は広がりやすく、話を膨らませながらかなりの時間を消化することができた。
Yさんは音楽系の趣味があり、大学生のころはかなりのめりこんでいたらしい。楽しそうに話を引き出すことができたので交際につながりそうな手ごたえがあった。
仕事の話も楽しそうにしていた。Yさんは効率的に仕事をすることが好きでスマートに生きることに重きを置いているように感じた。
話は盛り上がっていたが60分を経過しそうなあたりでYさんが時計を見たので、お見合いを切り上げた。
チェーン店だったが二人で1000円程度だった。Yさんは払う意思を見せたが二人分をくま所長が支払った。
店内は少し騒がしく、声が通りずらかった。席の感覚も近く、椅子も硬いのでもう少し良いカフェを選んだほうが良かったかもしれない。
駅の改札まで送り、お礼を言って別れた。
話が盛り上がったし、くま所長はスレンダーな人が好みで、会話のテンポも性格も合いそうなので交際を申し込んだ。
Yさんからも交際の申し込みの連絡があり、仮交際がスタートした。
初回のデート
結婚相談所経由でメールアドレスを交換し、すぐにLINEに移行した。メールでのやり取りはお互いの返事が遅れやすような気がしたのですぐに移行を提案したらOKだった。
早々にランチを食べに行くことが決まっていたが週末の予定を合わせきれない。週末の全日程を空けたが予定を合わせられたのは3週間後であった。
お見合いでは話の途中で切り上げてしまったため、趣味のことや仕事のことを話した。そのほかにも家族のことや将来像などについても話をした。
90分ほど話してランチのお店を出て(ご馳走したほうが良いと思いくま所長が支払った)、20分ほど公園を散歩して解散した。
話す時間が短く、話題不足に陥る可能性が低いので初回デートはランチがよいと思った。
2時間ほど話した中で話は膨らみ話題不足に悩むことはなかった。
Yさんは自分の意見をはっきり言うタイプでだったが、Yさんの意見に対してくま所長は完全には同意できなかった。
親しくないうちに話し合いをしないほうが良いと思いくま所長は意見をはっきり言うことはしなかった。
2回目のデートとその後
1日1往復程度のメッセージのやり取りが続いた。
次は夕食を食べようという話になり、イタリア料理屋さんに行くという話になった。ここでも多忙なためかなかなか予定が合わせられなかった。
週末にたまたまくま所長に趣味のレジャーに行く用事があったが、Yさんの予定がくま所長レジャー移動日しか空いていないため、レジャー移動前に夕食を食べに行くことに決まった。1回目のデートから4週間後の週末であった。
共通の趣味の話題で盛り上がり、希望の家庭や考え方についても少しずつ話をすることができるような雰囲気だった。少しだけ将来について話すことができて「結婚に向かうのはこんな感じなのかな」とい思った。
次のデートについて、レジャーや観光地に出かけたいですねという話をした。移動日であることを伝えて2次会はせずに駅の新幹線改札まで見送ってもらい解散した。
2回目のデート後からLINEのやり取りの期間が空くようになった。2,3日に1往復になりやがて1週間に1往復になった。
1か月半ほどしたある日Yさんから花火大会鑑賞の打診があり、行くことができると返事をした。
しかしLINEの往復が遅く詳細が決まらずに話は流れてしまった。
Yさんは「婚活に本気なのだろうか」、「他に付き合いが深まっているひとがいるのだろうか」と考えたが、事実は分からないまま時間が経過した。
2回目のデートから2か月以上経過し、Yさんと交際を始めてからアシスタントからの紹介が減ってきていると感じたためYさんとの交際を終了することとした。
数か月付き合ったので直接電話でYさんに伝えた。その後アシスタントにも連絡し交際は終了した。
後半は主導権を失っていたので疲れたが、結婚相談所で交際するうえでたくさんの経験を積めた。
学び
結婚相談所利用2回目の交際が終了し、くま所長はたくさんのことを学んだ。
・お互いに婚活で出会っているため、なるべく早めに将来のことを話し合うべき
・初回デートが長時間になることは避ける
・交際に乗り気でなくなっても相手から振ってくれないこともある
・引いている相手は追いかけずスタンスを合わせる(デメリットあるなら別れる)
・選択肢を増やすため仮交際時は広く付き合う。
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