就職直後や大学生として過ごす20代前半では結婚を希望する男性は少数派です。やがて友人、職場の同僚などが結婚するにつれて結婚を意識するようになります。
環境や他人の意見に影響されすぎると幸せになれない結婚を目指すことになってしまいますし、結婚に消極的すぎるといざ結婚しようと考えたときに手遅れになったりします。
自身が本当に結婚をしたいのか、理想とする結婚生活、譲れない点は何なのかを考えると現時点で婚活する必要があるか判断できるようになります。
一度は自身と向き合って結婚に対する気持ちを整理すると数年後、数十年後に後悔しなくなるのでおすすめです。
気ままに生活するのも好きだけど、
一緒に遊んでいた友達が結婚したので週末が暇になってきたな
そろそろ婚活を始めようかな
恋愛はめんどくさいし、結婚なんてもっとめんどくさそう
いつかなんとかなるから今のプライベート充実させよう!
一度結婚について考えてみると後悔することがなくなるよ
婚活において若さは武器になるから早めに一度は考えておこう
30代前半から7年間の婚活を乗り越えて結婚までたどり着いたくま所長が、この記事で婚活を開始する前に考えるポイントを紹介します。
- 自身と他者を切り分ける
- 居心地の良い人間関係を考える
- やりたくない理由を見つめなおす
- 相手に求めるものを決める
自身の気持ちと他者の意見を切り分ける
他者の意見や環境に流されない
30歳を過ぎると周辺の人に結婚について聞かれることが多くなります。友人も結婚する人が増えてプライベートの時間を持て余すようになります。
- 帰省をすると親に交際状況を尋ねられる。婚活を勧められる。子供の顔を見たいと言われる
- 同僚や先輩に結婚しないのか聞かれる。交際について聞かれる。
- 遊んでいた友人に家族ができて遊んでもらえなくなる。
結婚をしていない自分が何か足りないのではないかと考えて居心地が悪くなったり、暇になるので結婚を考えることが多くなります。
そんな時に環境や周囲に流されて漠然と婚活を始める前に一度自分の気持ちを振り返るべきです。長く厳しい婚活を乗り切るためにも心底から自分が結婚したいのだと思えないのであれば迷いが生まれます。
自身の気持ちを振り返る
自分の気持ちと向き合うためには判断する項目が必要です。
結婚のメリットとデメリットをまとめてみて自分の価値観に合うものを考えてみましょう。
メリットとデメリットを比べて婚活を乗り切るだけのメリットを見いだせる場合や、譲れないものがメリットの中にある場合は婚活を始める十分な理由になるでしょう。
結婚のメリット
結婚のメリットは以下のようなものがあります
- 人生の頑張りがいができる
- 子孫を残す可能性が高い
- 共働きだと経済的に安定する
結婚のデメリット
結婚のデメリットは以下のものがあります
- 自由な時間が減る
- 経済的なチャレンジをしにくくなる
- 他人と生活するので価値観のすり合わせが必要になる
居心地の良い人間関係を作る
今までで居心地がよかった人間関係を把握する
今まで生きてきた時間で居心地がよかった人間関係がどのようなコミュニティであったのか思い返してみましょう。
- 学校での友人関係
- 部活やサークル活動での人間関係
- 家族や親せきの人間関係
- 仕事での人間関係
学校での友人関係
学校での友人関係は社会人になると新たに構築することはできません。同級生などが大人になりそれぞれが家庭を持つとどうしても共に過ごす時間は減っていきます。この人間関係だけを重視した生活は人間関係が先細りになるので他の人間関係を構築したほうが良いです。
次に述べる、趣味を起点にしたコミュニティの人間関係で気の合う人が居るのであれば近いものを構築することができます。
婚活をして一人と深い人間関係を構築することもおすすめです。
部活やサークル活動での人間関係
サークルや趣味の友人関係は社会人になっても新たに構築することができます。この人間関係が好きな人は複数のコミュニティに所属して様々な人間関係を構築することがおすすめです。
一つのコミュニティに執着することは、自分の立場を守ろうとすることにつながり、コミュニティ自体も老化するのでお勧めしません。
婚活で出会う人は、趣味の知人とは異なりさまざまな面での価値観が見えてしまうので相手を受け入れる心構えが必要になります。
家族や親せきの人間関係
家族や親せきの人間関係が好きな人は、結婚すると家族になるので婚活でパートナーを見つけることがおすすめです。
家族だからと頼り切るのではなく、お互いに尊重して助け合えるような関係を作ることが重要になります。
お互いに自立している二人が、高めあえる存在としてパートナーになれると最高です。
仕事での人間関係
仕事での分かりやすい上下関係や、成果を出すために力を合わせる人間関係が好きな人は家庭に期待しないほうが良いです。
長時間一緒にいることになるので疲れてしまいます。
仕事の人間関係が好きな人は仕事で構築するようにしましょう。
人多様な人間関係と所属意識は人生を豊かにする
人とのつながりは人生を豊かにします。複数のコミュニティに所属する意識を持つだけで俯瞰的に人間関係を築けるようになります。
皆さんは家庭や旧い友達、親戚と人間関係を作っていきたいでしょうか。それとも趣味に没頭し、趣味友達の人間関係を強化していきたいですか。ひたすら仕事に生きるのもいいかもしれませんね。
家庭という人間関係を作りたい考えに至ったのであれば、すぐにでも婚活を始めると効率が良いです。時間は最大の武器になります。
10年度の自分を想像して人間関係構築のために行動しましょう。
婚活を始めたくない理由を見つめなおす
いざ婚活を始める決心をしてもなかなか始められないですよね。何から始めればよいのか分からなかったり、アプローチした際に断られるのが怖かったり、婚活をしていることを知人に知られると恥ずかしいと思ってしまうことがあります。
婚活をなかなか始められない理由は大きく分けて3つあります。
- 気恥ずかしい
- 時間が無い
- お金がかかる
婚活が始められないのであれば、それぞれの理由について本当に婚活を始められない理由なのか振り返って考えてみます。
気恥ずかしく感じる理由
気恥ずかしく感じる理由は大きく分けて2つあります。
ひとつ目は気になる相手に否定されることが怖いので恥ずかしく感じることです。ふたつ目は婚活をしていることを他人に知られて話題にされると恥ずかしく感じることです。
否定されたくない【自尊心と向き合う】
好意を寄せる相手から交際を拒否されると傷つきます。人間だれしも自分を否定されて良い気分はしません。慣れなければしばらく引きずることもあります。
くま所長も結婚相談所での婚活を始めた当初に
気になる人にとの交際がすぐに終わってしまい2,3日へこんでたよ
婚活をしなければよかったとその時は思うかもしれませんが、失敗をしながら人間は成長していきます。
くま所長も経験を積むことで交際にたどり着けなかったり、交際を終了されても気分が沈まなくなりました。むしろ何が悪かったのか考えることができるようになっていきました。
冷静になれば、アプローチして振られたとしても自分は何も失いません。むしろ自分の市場価値や価値観の多様性を認識して経験も積むことができます。
自尊心も大切ですが、割り切ってしまってアプローチの経験を積むことはローリスクでハイリターンです。メリットデメリットを冷静に比較して鈍感力を磨きましょう。
100人中100人と交際まで進められる完璧な人もいないので振られないことを目指してもしょうがないですし、100人中1人と合う人出会って交際に進めれば婚活は十分なのです。
日本には20~35歳までの異性900万人いるので合う人もいるはずです。
婚活を知人に知られると恥ずかしい
知人に知られる状況を危惧して婚活を始めないのはもったいないです。他人はあなたが考えているほどあなたに興味を持っていません。自然な出会いが減っている現代で婚活は大半の人が行っています。
たまに、婚活をしていることが知人や友人に知られるといろいろな助言をしたがる人がいます。興味本位で進み具合を聞いてくる人もいます。
知人であればゴシップネタとして自分のプライベートを話題にされると不愉快に感じるので、基本的には全く話さないか表面的なことを伝えてあしらえば問題ないです。
友人・知人の助けを借りるのであれば、情報を渡すだけでなく、出会いをセッティングしてもらうように頼みましょう。相手に求めるものが具体的であれば伝えると良い人を紹介してもらえる確率が高まります。
時間がない
人生の時間は有限なので、優先順位が低いことに時間を割けないのはしょうがないことです。
ただし優先順位が本当に自分の価値観に合っているのかは考えるべきです。時間は自分に意味のあるものに使わなければ無駄遣いになってしまいます。
生産的な時間の使い方と消費的な時間の使い方という考え方があります。将来の自分の役に立つことが生産的な時間の使い方になります。
生産的なことばかりしていると疲れてしまうので消費的な時間の使い方も必要です。それらのバランスをとって婚活以上に優先度が高い事柄だけなのかを考えましょう。
生産的な時間の使い方
- 婚活をする
- 本業をする・本業のスキルを高める
- 副業をする
- 投資をする
- 身体を鍛える
消費的な時間の使い方
- 趣味
- 睡眠
- 動画視聴
- 漫画を読む
- ブラウジング
自分が本当に求めているものを整理して時間の使い方を考えましょう。
婚活は時間が味方になります。漫画や動画視聴を減らす。趣味に時間を割きすぎないことを意識すれば時間は捻出できると思います。
お金がかかる
婚活には少なからずお金がかかります。友達の紹介や合コン以外では出会うだけでもお金がかかりますし、交際が始まればデートのたびにお金はかかります。
交際費用は友達と飲みに行ったり、趣味で出かけるだけでもかかります。プライベートの出費と比較してもそこまで大きな費用はかかりません。
出会い方もアプリを使えば月一の飲み代以下で出会うことができます。安く済ませようと思えば抑えることができます。
毎月の飲み会代や趣味に使うお金がないのであれば、収支のバランスが不適切です。
ギャンブルや高額な支払いが必要な趣味をしていないか支出の確認をするとともに、転職活動や副業などの収入を増やす行動も検討しましょう。交際が上手くいっても婚約・結婚・新生活にもある程度お金がかかります。
相手に求めるものを決める
インスピレーションがわかなくて付き合ったけど、やっぱり好きになれなかった。そんな経験はないでしょうか。
好きになれない人と付き合うと、結局うまくいかずに時間の浪費になってしまうことがあります。
好きになれる人をあらかじめふるいにかける方法を紹介します。そうすることで婚活での時間の浪費を防ぐことができるようになります。
あらかじめ好きになりそうな人のプロフィールを決めておくことで、婚活時間の短縮ができます。また、知人に紹介を依頼することができます。
好きになった人のプロフィール
過去に好きになった人の特徴を思い出してみると、その中に選ぶべき人のヒントがあります。
さらに友達や先輩、後輩、付き合って人の中から選ぶと内面も考えて選ぶことができます。
私は社交的でかわいらしい雰囲気の女性が好きでした。
プロフィールの例
プロフィールの例はたくさんありますがまずは以下を考えるとよいと思います。
- 性格:好奇心、社交性、ポジティブ、他人の目を気にするか、論理性の重視、他者への貢献性向
- 体形:身長、BMI、筋肉質、メリハリ
- 容姿:かわいい、きれい、ファッションセンス、アクセサリーの好み
- 趣味:興味が持てる趣味か、時間がかかる趣味か、お金がかかる趣味か、アウトドア、インドア、役に立つか
- その他:居住地、親との関係、年収、年齢、労働時間、休日、転職や転勤の意思
プロフィールを選ぶ
好きな人のたくさんのプロフィールを書き出せると思います。すべてを満たす人に出会える可能性はとても低いのでどうしても外せない条件を2つ選びましょう。
まずは2つだけ決めて婚活を始めるとよいと思います。候補となる相手が多すぎる場合は3つでもよいですが、婚活力不足により出会える数が不足するのであれば2つがおすすめです。
私はかわいくて年齢が3歳以上年下の方を探しました。ほかにはすべて目をつぶって始めました。
好きになった人と出会ったら、プロフィールを修正しよう
もし好きな人に出会い、重視するものが変わった場合は求めるプロフィールを変更しましょう。自分が意外なものを重視していることに気が付くと思います。
ただし条件を絞りすぎると出会いがなくなるので、婚活に時間がかかっているのであれば3つ以上にすることはお勧めしません。
頭を整理して自分のやりたいことを見つめなおす
漠然と良い人と出会いたいと考えていてもよい人にはなかなか出会うことができません。
良い出会いのためには本気で婚活を始める必要があるのですが、婚活を始める前に本当に自身が婚活をしたいのかを整理するべきです。婚活動機を自身で納得して、自身を奮い立たせ、希望相手を細かく想像すれば良い人に出会う確率が高まります。
そうすれば結婚への時間が短縮できます。
- 自身と他者を切り分ける
- 居心地の良い人間関係を考える
- やりたくない理由を見つめなおす
- 相手に求めるものを決める
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