お見合いの会話ネタや当日のルートなどの準備をしても、お見合い当日に会話が盛り上がらなかったり、上手にエスコートできなかったりすることがあります。自分の良いところを出し切れないともったいないですよね。
結婚相談所と婚活アプリを使い30名以上の方とお見合いをしてきたくま所長が経験を通して学んだお見合いのコツと会話の流れを紹介します。
この記事を読むことでお見合いで自分の良いところを余すところなくアピールできるようになり、お見合い後の交際につながる確率が高まります。
遅刻厳禁!10分前には待ち合わせ場所に到着する
人との待ち合わせがある場合に時間ギリギリに到着する癖があると婚活では不利になります。
以下のような理由からです。
・ちょっとしたトラブルに対応できない
・計画を実行する能力を疑われる
・他人の時間を尊重しないと思われる
電車の遅延などの小さなトラブルがあるだけで時間ギリギリに到着する計画は失敗し、遅れることになるので10分前には待ち合わせ場所に到着するようにしましょう。
初対面の相手を待たせると、相手はご自身を探すために待ち合わせ場所のたくさんの人に気を向けないといけなくなります。相手は疲れますし不安になります。
また生活していくうえで基本的な計画を立てる能力と実行する能力がないのではないかと疑われます。結婚後も出かけるたびに遅れたりするとフォローするのに疲れることを想像させます。
また他人の時間を尊重していないと、結婚後も自分の時間を大切にされないのではないかと不安になります。
きちんと調べて約束時間前に必ず到着できるようにしましょう。
待ち合わせ場所では自分から声をかける
初対面なのでなかなか声をかけづらいですが、こちら側から相手に声をかけるようにしましょう。
不安でもはっきりした声で呼びかけるようにしましょう。
リードしてくれる安心感や頼りがいを感じます。自信があるように演出しましょう。
このときはきはきと元気に挨拶をしましょう。挨拶を返してくれますし、親近感がわきます。
常に笑顔を心がける
会ってから、お別れするまでがお見合いの本番になります。
相手に安心感を与えるためにも常に笑顔を絶やさないように心がけましょう。
口元と眼もとに気を向けましょう。
最初のうちは難しいと思いますが意識しているとだんだん長時間笑顔でいられるようになります。
準備した会話ネタの使い方
自分本位にならないように話そう
準備した会話ネタを披露して、自分の人間性や価値観、ものごとのとらえ方を相手に理解してもらいながら相手を楽しませましょう。
自分が話しやすいから、楽しいからといって自慢話ばかり続けるのは止めましょう。聞いているほうは自慢話が続くと飽きてきますし辟易します。
あくまで自分を知ってもらうということを意識して話題を選び、相手の反応も観察しましょう。
プロフィール内容から価値観を聞き出そう
相手のプロフィールに書いてある気になる点を掘り下げて相手の考えを理解するように努めましょう。
おすすめの話題を紹介します。別記事にももう少し詳しく話題を書いてあります。
趣味
休日の過ごし方
仕事
住んでいる場所の良いところ(特定をしない範囲)
趣味は始めた時期、楽しいところ、次の目標などを話すと盛り上がります。
休日の過ごし方は、始める時間や、どんなポイントを楽しんでいるのか、準備はどんなものがあるのかなど具体的にしていく過程を聞いていくと面白いです。
仕事は業務内容、通勤時間中にやっていること、達成感があること、頑張っていること、次にやってみたいことを話すと盛り上がります。
住んでいる場所の良いところは、その街を選んだ理由や、住んでみて分かった雰囲気、ここが良くなったらもっと住みよくなる点、これから住んでみたい街の話をすると話やすいです。
なるべく相手が話しやすいように、相槌をうち、相手のしぐさに興味をむけるようにしましょう。反応がない相手に話をするのはとても苦痛です。相手が楽しく話をできれば自分に対する印象は良くなります。
気持ちに寄り添って会話しよう
相手の気持ちを汲み取るようにしましょう。話している話題で相手がどのような感情になっているか注目して、相槌を打つようにしましょう。
議論ではなく会話なので、相手は内容に納得してほしかったり正解を知りたいのではなく、感情に同調してほしい、わかってほしいのです。
例えば趣味の内容が楽しくなさそうだと感じたとしても、その趣味が楽しいと感じている相手の存在を認めてください。その趣味の楽しさ分からないと指摘したり、表面的に同意したりするのではなく、「そのように楽しいと思える趣味があるなんて素晴らしい」と感情に焦点を当ててください。
話をするときは自分の話している時間に気を付けましょう。お互いが盛り上がっていればよいのですが自分の仕事の話題で長時間話していると飽きてきます。
相手の話す時間のほうが少し長くなるように意識して会話しましょう。
共同作業をすると盛り上がる
仕事などでワークショップをすると盛り上がりますし、取り組み方や発想から相手のことをよく知ることができますよね
お見合いでも価値観などを共有するために、共同作業をすると盛り上がります。
ニューヨーク州立大学のアーサー・アーロン博士が1997年に発表した論文で記載されている「誰とでも親密になれる36の質問」が使い勝手がよくおすすめです。
質問を決めてお互いが答えると相手の価値観が分かりますし、課題に一緒に取り組む感覚と自己開示から親近感も湧きます。
質問の内容は以下になります。
1.この世界の誰でもディナーに呼べるとしたら、誰を誘いますか?
2.有名になりたいですか?またどのようにして有名になりたいですか?
3.電話をかける前に、何を言うか予行練習をしますか?その理由は?
4.あなたにとって「完璧な日」とはどんな日ですか?
5.最後に1人で歌を歌ったのはいつですか?また、誰かに対して歌ったのはいつですか?
6.あなたは90才まで生きることができ、最後の60年間を「30才の頃の肉体」か「30才の頃の精神」のどちらかを保つことができます。どちらを選びますか?
7.自分がどのように死ぬか、何か予感はありますか?
8.自分と相手の共通点を、3つ挙げてください。
9.人生で最も感謝していることは何ですか?
10.自分の成長過程の一部を修正することができるなら、どんなことを変えたいですか?
11.4分間、あなたがこれまでどんな人生を歩んできたのか、できるだけ克明に説明して下さい。
12.明日の朝、目が覚めたときに何らかの才能や能力が身についています。どんな能力がいいですか?
13.もしも「真実のあなた」や「あなたの人生」「将来」を教えてくれる水晶があったら、何を知りたいですか?
14.ずっと夢に見てきたことがありますか?あるなら、なぜ実現させていないのでしょう?
15.これまでの人生で達成した、一番の偉業は何ですか?
16.友情において最も価値のあることは何ですか?
17.一番大切な思い出は何ですか?一番最悪な思い出は何ですか?
18.1年後に死ぬことが分かったとしたら、現在の生き方を変えますか?その理由は何ですか?
19.あなたにとって「友情」とはなんですか?
20.あなたの人生の中で「愛・愛情」はどのような役割を果たしていますか?
21.相手の長所を5つ挙げてください。お互い交互に1つずつ述べて下さい。
22.あなたは家族と仲が良いですか?
23.子供時代は、他の人よりも幸せだと感じましたか?
24.母親との関係をどう感じていますか?
25.「私たちは」で始まる文章で、今の状況を3回描写して下さい。例えば「私たちはこの部屋にいて……と感じている」など。
26.「……を共感できる人がいればいいのに」という文章を完成させてください。
27.もしも、今話している相手とより深い関係になるとして、あなたについて相手が知っておくべき重要なことは何ですか?
28.相手の良いところは何ですか?初対面の人には言わないようなことを挙げて下さい。
29.恥ずかしかった体験を相手に話してみて下さい。
30.最後に他人の前で泣いたのはいつですか?1人で泣いたのはいつですか?
31.相手のどんなところが好きですか?
32.あなたにとって、冗談にできないこととは何ですか?
33.今夜死ぬとしたら、誰かに何かを告げなかったことで、一番の心残りは何ですか? なぜ、そのことを言わなかったのですか?
34.大切なものが全て詰まった家が火事になってしまいました。家族とペットを助け出した後、何か一つだけ取りに行くことができます。何を取りに行きますか? その理由は?
35.家族の中で誰の死が最も悲しいですか?その理由はなんですか?
36.個人的な問題を打ち明けて、相手からアドバイスを受けて下さい。また、その問題を抱えるあなたがどんな気持ちでいるのか、相手に想像・描写してもらって下さい。
これをすべて話していると時間が足りなくなるので時間を見て数問で切り上げてください。
あくまでも、満足するまで話しすぎないようにしてください。
目を見て会話する
目を見て話すことに慣れていないと、相手を眼を合わせるのは気恥ずかしくてつい逸らしてしまいますよね。
目を逸らしてしまうと自信がないように感じられてしまいます。
しっかり目を見て話すことができると頼りがいや、自信があるように感じられるため相手から良い印象を覚えてもらえます。
無表情で見つめ返すと睨んでいるように見えてしまうため、笑顔とセットで見つめ返すことが必須になります。
口元と目元に笑顔を浮かべるようにしましょう。
慣れないうちは眼と眼の間の部分をみるという方法もあります。若干目線がそれているのが分かるので眼を見て話せるように頑張りましょう。
体感ですがこの方法を使うようになってから相手から交際を申し込まれる確率は30%くらい上がりました。
やってはいけないこと
スマホを見える場所に置かない
会話中はスマートフォンは見えない場所にしまっておきましょう。相手との会話に集中できますし、相手からも礼儀正しく見えます。
Adrain F. Ward氏(テキサス大学オースティン校マーケティング学科助教授)によるとスマートフォンが見えるところに置いてあるだけで認知能力が低下して他のことへの集中力がそがれてしまいます。
たとえスマートフォンが通知をしなくても見えているだけで気になってしまいます。相手との会話に集中しないと自分の良いところは出し切れません。
食事やお茶飲んでいる時にスマートフォンを出しておくことはマナー違反です。スマートフォン中毒ではないかと疑われるので鞄やポケットの中にしまっておきましょう。
せいぜい1時間程度のことなので通知も切ってマナーモードにしておきましょう。
ネガティブな表現は避ける
同じ内容のことでもネガティブな表現をすると事実とは別に自分への印象は悪くなります。
自己開示すると気が楽になる部分もありますが、初対面で開示しすぎるのはNGです。
ポジティブな言い回しで表現するようにしましょう。
- 勇気がない ⇒ 慎重
- 休みの日は家でゴロゴロしている ⇒ 休みの日は家でリラックスしている
他人を揶揄したり、悪口を言ってネタにしない
友達や職場の同僚と上司の悪口や揶揄したりすると楽しい時もあります。お見合いでは初対面の人と会話することになります。その場にいない他人の悪口を言ったり揶揄すると攻撃的な人だと思われます。
相手から自分への好感度は下がるので、言うのは止めましょう。
特定の相手にストレスが溜まってしょうがない時は相談や愚痴を言うことも自分を守るために大切なことですが、だれかれ構わず他人を揶揄する癖のある方は直しておくことをお勧めします。
今後の長い人生で自分の価値観が他責的に固定されるのでデメリットが大きいです。
付き合ってからも相手をイライラさせてしまう危険が大きいです。
メタ情報を話さない
お見合いは自身と相手の相性を確認する場です。相手は自分の婚活仲間ではないですし、相談相手でもありません。
節度を持って以下のようなことを聞くのは止めましょう。
1.婚活の進み具合
2.気になっている相手はいるのか
3.どのくらいの時間婚活を続けているのか
店員にぞんざいな対応をしない
店員さんへの対応を相手は見ています。
ぞんざいな対応をしていると、付き合った後に相手もぞんざいな対応をするのではないかと疑います。
自分が店員の立場になったことを考えられないダブルスタンダードの価値観や、上司が客が偉くて何をしても許されるという価値観は時代遅れで許されなくなっています。
相手を含めてすべての他人の人間性を尊重したほうが人生を平和に楽しく過ごせます。
まとめ
お見合いで自分の良いところをアピールするためには相手を不安にさせないようにエスコートして会話では共感するように話題の選択をして、自信があるように見せるために表情のテクニックを使いましょう。
スマホをしまい、ポジティブな表現を心がけ、相手を不快にする言動をやめましょう。
お見合いで上手にアピールできれば交際の確率が飛躍的に高まります。
コメント